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国際就職を考えている人へ

シドニーシティ 海外の学校(特に専門学校や大学)を卒業すれば、『海外で就職できる!!』 と考えている人が意外と多いものです。 特にオーストラリアは、こちらの専門学校や大学などを卒業した人には永住権のチャンスもあるので、この傾向は強いように思います。 しかし、現実はそれほど甘いものではありません。国際就職を考えている人は、自分の市場価値を高める工夫が必要となり、 そして、常にその価値を高めていく努力が必要不可欠です。

働くことができるビザが必要

一般的に日本人がオーストラリアで就職するには、少なくとも働くことができるビザを保持し、且つ、自分を雇ってくれる企業が あることが最低限必要となります。通常、働くことができるビザとしては、自分のビザを雇う企業がサポートしてくる ビジネスビザとPermanent Residence(PR)と呼ばれる永住権があります。

ビジネスビザでは、企業側がビザをサポートする人に年間$43,440以上の給料(ポジション、地域によっても異なる/2008年5月時点)を 保証しなければいけません。この金額を時給計算した場合、約$22(週38時間労働の場合)と同等の値段です。 最低賃金(FMW)の時給は、$14程度であり、スーパーのレジ打ちは、$15程度と言われています。 最低賃金で計算した場合は、年間約$27,000の金額となり、オフィスワークなどでもエントリーレベルの職業は、 年間$35,000位からが多いようです。このことから、ビジネスビザで働く人の最低賃金がかなり高いことが分かると思います。 企業側はビザをサポートしない人材を雇う場合は、定められた最低賃金を遵守すればいいことになります。 しかし、ビジネスビザをサポートするとなると、それ以上の金額を出してまで雇用する程、 企業として『価値がある人材』だと判断した場合が一般的だと思います。

一方、永住権の取得は様々な方法があるので詳細は割愛させて頂きますが、こちらの大学卒業後に永住権を取得するためには、 オーストラリアの労働市場で必要とされている専攻を2年以上(1.5年でもOKの場合もあります)就学し、修了することが最低限必要 となります。 当然、2年間の就学中にオーストラリアの労働市場に変化が起こり、ビザ取得に必要とされていた労働市場で必要とされている専攻が、 ビザ申請前にリストから外され永住権ビザの申請ができなくなるリスクもあり、今までそのような大きな変化も起きています。

即戦力としての雇用?

無事に永住権ビザの取得ができたしても、現実は少し異なります。 オーストラリアの労働市場で必要とされている専攻を修了したからと言って就職が引く手あまたではありません。 オーストラリアの2008年3月の失業率は、4.1%、2006年1月の失業率が5.3%であった時期と比べると、とても良くなっています。 しかし、この数字だけで、就職がしやすいと考えるのは早計です。日本と異なりオーストラリアでは、大企業よりも中小の企業が 多くあるので、大量の新卒の採用というよりもポジションが空いた席の補充としての即戦力の採用が多いです。

就職必須条件

オーストラリアで希望の仕事を得るためには、自分のスキルを活かせるポジションが多くあるかどうかも大切な要素ですが、 基本的に学歴、成績、スキル、そして、在学中のワーキングエキスペリエンスと呼ばれる職務経験や過去の経験などが重要な ポイントとなります。就職に真剣なオーストラリア人の学生たちは、大学在学中にワーキングエキスペリエンス先の企業を探し、 卒業後はその企業に雇用されるケースも多いようです。

外国人としてのオーストラリアでの就職活動は、当然、オーストラリア人との競争でもあります。 雇用の機会を得るためには、アピールできる学歴、成績、スキル、経験などが履歴書に書かれているだけでなく、 うまく面接にこぎつけた場合に自分の価値を売り込める英語力も当然必要となってきます。

自分の市場価値を高める

大学などを卒業後にこちらで就職している人の数は、日本に帰国した人の数よりも断然少ないのが現実です。 しかし、その一方、大学卒業後に無事に永住権を取得しこちらで就職している人、ワーキングホリデーの時に、アルバイトで 働いていた会社がビザのスポンサーとなりビジネスビザを取得している人もいます。

卒業後にこちらで雇用のチャンスを得るために、在学中は自分が学んでいるスキルを如何に実社会で利用できるかを常に考え、 ワークエキスペリエンスなどを積極的に行なうことが必要です。また、最初は希望のポジションではないかもしれませんが、 エントリーレベルのポジションなどから経験と実力をつけながら上位のポジションを狙っていくのも方法です。 国際就職を考えている人は、自分の市場価値を高める工夫が必要となり、そして、常にその価値を高めていく努力が必要不可欠です。

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